カテゴリー「耐震補強+リフォーム」の7件の記事

2011年1月12日 (水)

耐震工事が終わりました

昨年の暮れ、耐震補強が完了しました。

130年の建物はこれからも行き続けることができる強さを確保しました。

伝統工法で建てられた家でしたので、束石の上に柱が載っています。そのため多くの柱の下の部分は腐朽菌の被害にあっていました。以前のこのブログでもお話しましたように腐朽菌の被害にあった部分は切り取って新たな柱に付け替え、壁には鉄筋の筋違いをクロスに入れました。鉄筋16ミリに太さなので壁土を削るだけで壁の中に納まります。出来上がってしまえば中に何があるかわからない状態に仕上げられます。また、意匠を意図した壁は構造用の内装用合板をそのまま見せた部分もあります。この壁は木ですから掲示板としても使えるよう画鋲をどこにでもさせるようになっています。

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内装用構造合板の壁、小さな穴は隣室の換気用

第二期工事が今年始まる予定です、60年前に葺き替えた瓦屋根が瓦の劣化と同時に瓦をとめてある葺土が経年変化で粘着力が劣化してきました。今回は金属板に葺き替える予定です。金属板に変えることによって瓦より耐久性を上げることと軽量化を図り、より耐力のある建物のする試みです。

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屋根全景:大屋根部分は今年改修工事を行う予定

これからもこの建物は建物を使っていく人が大事にすればするほどに使い続けることができる建物になっています。今後内装もリフォームすることが可能です。

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すっかりきれいになった内部、下がり壁は耐力壁になっている

柱が1本追加されました

木造建物には建物そのものの寿命は建物にはないようです。

木造建物の寿命は、それを使う人が使い方の中で決めるもの、ということを実感した現場でした。

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2010年11月25日 (木)

耐震工事は最終段階に入っています

20101120 アラナ精舎

耐震工事は最終段階に入っています。耐震補強する壁は残り2箇所になりました。

1箇所は数年前に改修した部分ですが筋違いが入っていなかったため壁をはがして筋違いをクロスで入れます。もう一箇所は130年の既存壁に設置します。土壁を取り省き構造材を露出させて金物を介して筋違いを付けます。

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焼杉の外壁です、伝統的な材料による工法です。

現場周辺ではよく見られる外壁です。

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正面に見えるのは換気口です、壁の向こう側はお風呂です。

湿気は禁物です。

床工事は畳を入れるだけです、このブログを書いている時点で搬入されます。

ブログでではお伝えできない大切なものがあります。それは床補強をした後の床を歩いた感触と改修前の感触に違いです。皆さんも経験があると思いますが、古い家に行くと床が柔らかくフニャフニャした感触があったと思います。歩くたびに足の周りのたたみが下がるような感触です。ここの床も以前はそのような感触でした。それがまったくなくなりました。新築の家と同じ感触になっています。

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下がり壁の漆喰が室内を明るくしています

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鴨居を上に上げた部分です、前回の写真は埋木が塗装されていませんでした。

ぱっと見では気がつきません。

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補強した耐震壁です、このの壁も漆喰です

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床下部分です、猫などが入って悪さをしないようにステンレス網を張りました。

これなら通風も十分確保できます

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北側の柿に木を切ってもらいました、葉っぱ落ちて樋をふさいでしまいます

樋をふさぐと雨水が思わぬところから浸入してくることがあります、

水=湿気対策は木にとって、とても大切ということは何回も今回のブログで書いてきました

毎年、落ち葉の季節は毎週掃除をしないと樋が詰ってしまいます。それはなかなか大変ですから屋根にのしかかっている枝を切ってもらいました。

私どもの事務所では樋をつける場合、樋が溢れた場合どこに水が流れるかを十分検討します。

樋が詰まることが予想される場合、あえて樋を着けず雨をそのまま流し外構計画で雨水を流すように計画します。

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ここにトイレを作ります。ちょっとびっくりするような写真ですか?

出来上がったらもっとびっくりすりでしょう。

大切に建物を使い続けようという気持ちがあればほとんどのことは可能です。

これ以降の写真は京都です。

大阪の帰り、そのまま東京に戻るのはちょっともったいないので京都に立ち寄りします。

今回はちょうど紅葉の時期でした、京都の紅葉は東京と違って赤がとてもきれいです。

京都の方に言わせると以前はもっときれいだったと・・・これも温暖化の影響でしょうか?

東京都心で設計した建物の庭にもみじを植えましたが、これほど紅葉しませんでした。

植木屋さんの話ででは、寒暖の差が十分でないと紅葉しないということでしたが都心はビル熱で秋の寒さが不十分ということでした。

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天龍寺です

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高台寺の時雨亭です、私の好きな茶室のひとつです。

ライトアップを見に行きました。

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高台寺の竹です、竹というと嵯峨野をイメージしますが高台寺の竹も美しかったです。

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下部に防腐材が塗られています

今回の耐震補強はすべて金物で行っています。既存の構造材の各部の木の大きさの違い、筋違の角度の違いを調整しながら取り付けることになります。そのためどのような角度にも対応できる取り付けプレートが必要です。取り付けプレートはどのような角度にも対応できるようにボルト穴がたくさん開いています。

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内装はほぼ完了です。欄間下がり壁は耐震補強された壁です。漆喰で仕上げました。白い色が室内を明るくさせています。

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玄関周りです、腰の部分に焼杉が張られています。

壁の漆喰の下地は土ですから解体中は土埃がもんもんと出ます、大工さんたちはマスクをして仕事をしています。

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2010年11月 9日 (火)

外壁に構造用合板が張られました。

外壁に構造用合板が張られました。

通常新築の場合構造用合板は厚さが9ミリか12ミリですがここでは24ミリタイプの厚板を使っています。強度の問題と同時に仕上げの納まりも考慮して、です

下地に使う合板でも最近はすべて四つ星印のホルムアルデヒトなしタイプです。

通気用に穴も空けられています。

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伝統建築は束立て式で床下は通通ですが耐震壁で補強するた通風が少なくなります。通風が少なくなると湿気が抜けません。通風開口は必須です。

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足元部分も固まってきて、防腐剤が塗られました。

*防腐剤を塗った足元です

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*鴨居の埋木です、塗装をかけて仕上げます

内部もだいぶ進みました、下がり壁を補強のために構造用合板をはります。それにあわせて鴨居の高さを上げました。

通常伝統的な住宅では鴨居の高さは1800以下です。最近は日本人も背が高い人が増えてきましたので1800では頭が当たる人もいます。補強をするための改修ですが同時により使いやすく直すことにしました。ちなみに私どもの事務所のドアの標準高さは2.0mです。

この時代の梁は丸太を使っています、丸太の曲線にあわせて構造用合板を張ります、結構手間が掛かる仕事です。

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小屋梁が曲げ破壊が始まっていた部分に補強の柱を入れます。

梁が丸太で曲がっているために埋め木の高さも全部違いますし、左右の高さも違います。

手作りの様子が良くわかります。

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天井裏の写真です。竹の上に藁を敷いてその上に土を乗せてあります。

前回ご紹介した屋根裏の下の部分です。竹はまだまだきれいです。

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内部耐震壁を追加した部分です。壁の厚さなどの納まりでここは鉄筋をクロスさせた納まりです。このように耐震壁を構造検討によって何箇所か設置しました。

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ちょっと分かりにくい写真ですが、柱も何本か追加されました。ヒノキの柱です。

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床下の改修もほぼ完了です、ここの床下地材は劣化がありませんでした。

そのままの床下地材を元に戻します。

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130年の間に木は乾燥して隙間ができます。隙間のできた部分に補強プレートを入れていきます。写真の真ん中で横長に光っている板がステンレスの補強プレートです。

前回小屋裏でご紹介した方法と同じことを小屋梁にも施します。

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構造用合板の耐力壁と柱補強の部分です。壁の力をいくら強くしても柱が抜けてしまっては何もなりません。壁の強さと同時に柱の引き抜きに対する強度も同時に確保します。

建築業界のイベントで毎年壁の強さを競うコンテストが実物実験で行われます。楽しいイベントです。ここの参加するメンバーの中で壁の強さだけに注意がいってしまい柱と土台のつながり具合に注意をおろそかにしているグループが毎年います。

壁は壊れないのですが柱が抜けてしまい建物としては×です。

全体のバランスが重要です。

何かに特化しすぎるとそれによる影響がどこかに出るのは建築も同じです。

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床下の湿気がひどかったために全面改修することになった部屋です

束石用のコンクリートが固まってきました。

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2010年10月27日 (水)

耐震壁に鉄筋の筋違いが入りました

耐震壁に鉄筋の筋違いが入りました。

足元部分は基礎・土台の上に筋違いを留める三角形の金物が取り付けられています。

柱の足元部分は構造用合板で両面から補強されています。構造用合板は専用のビス止めです。

前回お見せした渉成園のように見えてくる柱の場合は意匠的なことを考慮しますが、この柱は壁で覆われて見えてきませんので構造強度を優先した収まりです。

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下の写真:足元部分の補強プレート、ステンレス製 止ビスの形状から専用ビスであることが分かります。

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ビスの頭が出てこない、補強プレート同じ面に納まりますので仕上げ材を選びません。

大引きと根太の腐朽が激しかったところです。全面改修です。ここの床下の土は周辺より低くなっていました。そのため雨水が外に流れていかず溜まっていたために腐朽が大きかったのです。

外回りに水留め水返しをつけることにしました。

水や湿気が木にとっては大敵だということがここでも分かります。

腐っていない反対側部分の断面はびっくりするほど綺麗です。

カンナを掛けて表面の汚れを取ればまたピカピカになります。

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小舞竹です、まったく腐りはありません、130年たったとは思えません、新品のようです。

小屋裏は人が立てるほどの高さがあります。梁間方向の補強が終わりました。

母屋や小屋梁の補強をしていきます。130年もの年月で木は乾燥で収縮している部分があります。収縮による隙間によって地震時に揺れが大きくならないように専用金物で止めていきます。

金物による補強は専門家の中には「よし」とせず、という風潮が無いわけではありません。

しかしながらつなぎ部分をすべて木で処理することは現行建築基準法では難しいことですし実験データーでは金物での補強のほうが優れているからです。

ちょっとがっかりする話しかも知れませんが、東大寺の屋根の補強図面を見るとまるで鉄骨構造のようです。しかし当時の状況を考えるといたしかたなかったかも知れません。

(興味のある方は「図解木造建築辞典」学芸出版社?だと思いますがご覧になってください)

いずれにせよ、多くの時間を経た建物はいろいろな方法で補強が施されたいます。

このように補強しやすいことが木造建築の大きな特徴・利点でもあります。

この建物でも写真のように込栓が折れていました。

込栓に対して無条件の信頼を寄せる方々いますが実際はちょっと違うようです。

今回はここの部分を金物で補強します。

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切り取られた木たち

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腐朽菌で腐った部分を切り取りとった木の断面です。

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2010年10月18日 (月)

だんじり祭りと水なす

大阪・岸和田といえば水ナスとだんじり祭りと書きました。

前回の現場監理日は106日でした。現場・流木地区は週末のクライマックスのための準備が整っていました。

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広場の周りは祭りのお布施名簿板がでかでかと!

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青年団の組織図です

朝、散歩をしていましたところびっくりするような会話を聞きました。

「○○が帰ってくるよ」 「え!○○さんは病院じゃあないの?」 「そうだけれど、祭りの日だけ退院してくるんだってさ!」 「それじゃ、祭りが終わったらまた病院にもどるのかね?」 「そうみたいだよ」

どうやらこの○○さんというのは最初に話し始めた人のご主人らしいのだ。

だんじり祭りは無礼講祭りだから相当お酒も振舞われる祭りだし、病人がその祭りのために一時退院してくる、家族はそれを里帰りのように喜んでいる。

これが岸和田のだんじり祭りなんだとびっくりしました。

東京にもどるとき、岸和田駅の構内で祭りのための里帰り、という人を見つけました。

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流木町の詰所です、テントの長さは3張り?で3列、相当大きい。

それぞれの町内に同じようにあると聞きました。

夜は毎晩ここで盛り上がるようです。

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収穫前の水ナス

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頂いた水ナス、ふっくらしています。

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2010年10月14日 (木)

耐震工事が始まりました

耐震工事が本格的に始まりました。

最初の作業は耐震補強をする外壁の解体です。耐震補強をする外壁は基礎と土台を追加します。

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基礎の増設のところにいれる鉄筋

壁は筋違いを入れて地震時の建物の揺れを止める働きをします。

伝統的建物と現代在来工法の大きな違いのひとつは、伝統的建物は基礎が横長に繋がっていません。

柱の下はすべて束石といって現代風にいえば独立基礎になっています。

束石の下は土をつき固めています。この土固めの技術・工法が重要です。

発掘された遺構で建物がなくなっている場合でもこの土の状況を詳しく調査し上に乗っていた建物の大きさが想定できます。出雲大社がかつては相当大きな建物だったことが記録に残っていますがあまりにも大きくて記録の真偽はずっと疑問視されてきましたが近年この調査で記録は本物であることが証明されました。

ご興味のある方は出雲大社の記録を見てください。

束石を柱の下に置く最大の理由は柱を腐らせないためです。

木造の大敵は湿気です。湿気と空気と温度の3点がそろうと腐朽菌が発生します。

空気と温度は自然界のものなので通常状態で防ぐことは出来ませんが湿気は工夫次第で防ぐことが出来ます。

湿気と空気と温度の3つ内どれかひとつでも欠けると腐朽菌は生きていれませんので木は腐りません。例えば、南の国のリゾート写真を見ればよく水上コッテージが出てきます。水中の木の柱は腐っていません、水中では空気が無くて菌が生きていられないからです。しかし水面上の部分は腐り始めていることがあります。空気に触れているからです。

江戸の絵図などを見ると貯木場が海だったり河口だったりする絵を見ることが出来ます。

水の中に木を入れて腐らないのか?と不思議に思う方もいますが理由は以上です。

他にもありますがちょっと専門的なので割愛します。

ちなみに、戦前の大きな建物の杭は松でした。

木の杭と思われますが、地中で水に濡れたまま=空気に触れていない状況を造って腐らせないという方法です。

東京駅の前、丸ビルには解体された旧丸ビルの松杭が展示されています。

ぴかぴかで、今山から切り出して皮むきしたように思えるほど綺麗です。ぜひ見に行ってください。

木を腐らせない工夫と同時に腐ってしまった木をどうするか?ということも伝統的建築に見ることが出来ます。

腐ってしまった柱の、土に近い部分を切り落とし、柱を継ぎ足すという方法はよくやられる方法です。

古い建物の足元を見ると写真のように柱を継ぎ足している建物を時々見かけます。

柱に限らず木は劣化した部分だけを取り除き新しいものを継ぎ足したり埋め込んだりという技術を、日本の木造建築は伝統的におこなってきました。これは鉄筋コンクリートの建物では考えられないことです。

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京都・渉成園の接木柱

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南禅寺の三門 柱と欄干

近年このように建物を長く大事に使う心や技術が薄れてきているのはちょっと寂しいです。

大学教育での木造建築に関しては、歴史教育に偏っていて技術的な教育がおろそかです。

さらに、一級建築士を取ればどのような建物を設計しても法律的には良いことになっていますが、このような木造技術を知らないコンクリートや鉄骨一級建築士がいたるところにいます。

そのような一級建築士がこの建物を見たら即座に建替えの発想になることでしょう。

この建物の柱も地面に近い部分はほとんど腐っていました。伝統的な手法を引きついで現代風に補強・接ぎ木をしていきます。

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竹小舞の上に土が乗っています、この土が瓦を止める接着剤の役目をしています。

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こちらの板は化粧野地板といって下から天井が見える造りになっているため、竹の代わりに板です、重ね部分部に隙間が開かないように差し込めるように削られているのがよく見えます。

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瓦が取り省かれた下屋部分、まだ土が少し残っています。

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取りは除かれた瓦、将来庭に埋め込んで使う予定です。

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屋根の下地材は入ってきました、ひのきの良い香りがします。

垂木に使われる材料は通常より太い材料です。瓦屋根をしっかり130年支えてきた材料と同じ大きさです。

澤野

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2010年9月23日 (木)

築130年の耐震補強+リフォーム

130年を超える伝統工法の木造住宅の耐震補強が始まりました。

現場は水ナスとお祭りで有名な大阪岸和田です。

耐震診断と補強の監修は匠建築の保坂さんです。

保坂さんは耐震補強に関する書籍や毎日新聞での記事を書いていますので名前を知っている方も多いでしょう。

工事の担当は保坂さんの関西チーム()秀工舎の長田さんです。

全体のまとめと意匠は私の役割ですが、このような工事は新築工事と違って知識と経験が重要です。

そこでこのようなチーム構成になりました。

913日は耐震診断に基づいて具体的な補強に関する調査それにともなって方針の決定を行いました。

天井を剥がしたり、床を剥がして耐震診断時より詳しい調査をした結果一部の梁に曲げ破壊、大引きに腐朽菌による劣化が発見されました。

梁を支えている柱を取り替えたり、腐った部分を取り替えをします。

木造の建物は在来の技術を以ってこのように補強・取替えが出来ます。

この取替え・補強を続けていけば建物を永久的に存続させることが出来ます。

鉄筋コンクリートの場合、柱を取り替えるというようなことはかなり特殊で難しい作業です。

通常は、やらない・出来ない、の世界です。

実は、このように木造建築が長く使い続ける建築の構造として優れた構造形式であることがまだまだ一般の方々に理解されているとはいえません。

通常皆さんは木造よりコンクリートや鉄骨の建物が立派な建物であるように思っている方々が大多数でしょう。

これは建築界の責任が非常に多いのですが・・・・建築界でもこのように思っている方々が多いのも事実ですから。

これから現場報告ブログでこのことに触れていきます。

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玄関周りの様子を確認しています、漆喰の壁が波打っています。

ここも綺麗に補修します。漆喰は新築のようになるでしょう。

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内部の様子を再確認しています、白っぽい柱は取り替えます。

下がり壁を補強して、土佐和紙を張る予定です。この下がり壁も耐震補強に使います。

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床下の補強方法を図示しながら指示を出す保坂さん。

上から二人目の方です。手前右側が長田さんです。

一番上の方が大工さん、左の方は勉強見学にいらした方です。

澤野でした。

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