カテゴリー「大磯Y-House」の4件の記事

2010年2月16日 (火)

大磯の家4 天竜で皮むき

静岡県・浜松の天竜に行ってきました。

昨年末12月19日です。

木の枝を利用して照明器具を吊るそうと思っています。

枝は桧です。木の皮むきは伐採してから早めにむかないと虫が中に入ってくることがあります。

また、班点の汚れが出てくることもあるのでなるべく早く皮むきをします。

皮むきは水圧をかけてむいていきますが、木の伐採は冬ですから皮むきも必然的に冬になります。

水しぶきが飛んできてとても寒い作業ですが、この時期を逃したら×です。

Photo

まず最初に余分な枝を切り落とします。

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2010年2月15日 (月)

大磯の家3 出荷を待つ木たち

出荷を待つ木たち

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通常の住宅は規格化された材木を工務店が材木屋さんから買って機械で加工します。

それらの木のほとんどすべて機械で乾燥させられた木たちです。

今回は、この住宅のために何本か木を切りました。また乾燥の方法も天然乾燥

(機械を使わず自然に乾かす)です。

天然乾燥の木は色、艶、香り、強度(しなやかな粘り強さ)に優れています。

出荷まえに乾燥の具合を調べるために木が並んでいます。(澤野)

                     

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2010年1月30日 (土)

大礒の家2 地盤面の確認

基礎地盤面の確認

配置が決定した後の作業は基礎の土堀です。写真は雨上がりの写真なので地盤面が濡れていますが地盤の強度は良いデーターが出ています。

元々建物が建っていたところで、周辺敷地も含め地盤沈下などが無い場合は地盤調査をせず着工して、土を掘ってから土の状況確認(関東ですと関東ローム層が確認できるか?)をしていました。20年前以上前は地盤調査をせずに着工するはケースがよくありましたが現在はほとんど設計中に地盤調査をして基礎の図面を画きます。

土が盛られている場所が掘ったところの周辺にあるので深さがよくわからないようですが、掘った深さはちゃんと測量の機械で確認をしています。

なんとなく建物の形がイメージできるでしょうか?

私たち設計者はこの形から道路の位置、南の方向などを見て建物の間取りが想像できます。(澤野)

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2010年1月28日 (木)

大磯の家1 遣り方・配置の確認

大磯の家の工事が始まりました

大磯は在来工法の木造住宅です。大きな特徴は伝統工法と現代の工法を併用しています。

伝統工法の手法を生かすため木材は埼玉県ときがわ材を使い乾燥方法も天然乾燥におこないました。

先ず、最初に建物の配置を決めます。遣り方と言います。

敷地面をもとに画いた建物の配置図によって建物の位置を決めていきます。

同時に地盤面の高さを確認しながら作業を進めます。

図面で画いた配置図どうりで実際の建物の配置が良いかどうかの確認をします。

このとき重要な決め手のひとつは隣地との関係です。

配置計画上動かすことが出来る場合は隣地との関係で移動することもありますが今回は図面の通りでOKでした。

図面どおりに配置しなかった建物の一例は、隣地は桜並木があって桜を見るために窓の位置を桜の前に移動したことなどがあります。

建物の移動は後々多くの手間が掛かります。法律的な問題に大きく関係するためです。道路斜線制限、高度斜線制限、採光制限などなど・・・・場合によっては確認申請の再提出ということもありますので、配置計画は図面の段階で慎重に熟慮が必要です。ただ糸を張っているようですが重要な作業です。

設計者としては結構緊張しながら作業の進み具合を見ています。

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                                            (澤野)

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