大磯の家4 天竜で皮むき
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
基礎地盤面の確認
配置が決定した後の作業は基礎の土堀です。写真は雨上がりの写真なので地盤面が濡れていますが地盤の強度は良いデーターが出ています。
元々建物が建っていたところで、周辺敷地も含め地盤沈下などが無い場合は地盤調査をせず着工して、土を掘ってから土の状況確認(関東ですと関東ローム層が確認できるか?)をしていました。20年前以上前は地盤調査をせずに着工するはケースがよくありましたが現在はほとんど設計中に地盤調査をして基礎の図面を画きます。
土が盛られている場所が掘ったところの周辺にあるので深さがよくわからないようですが、掘った深さはちゃんと測量の機械で確認をしています。
なんとなく建物の形がイメージできるでしょうか?
私たち設計者はこの形から道路の位置、南の方向などを見て建物の間取りが想像できます。(澤野)
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
大磯の家の工事が始まりました
大磯は在来工法の木造住宅です。大きな特徴は伝統工法と現代の工法を併用しています。
伝統工法の手法を生かすため木材は埼玉県ときがわ材を使い乾燥方法も天然乾燥におこないました。
先ず、最初に建物の配置を決めます。遣り方と言います。
敷地面をもとに画いた建物の配置図によって建物の位置を決めていきます。
同時に地盤面の高さを確認しながら作業を進めます。
図面で画いた配置図どうりで実際の建物の配置が良いかどうかの確認をします。
このとき重要な決め手のひとつは隣地との関係です。
配置計画上動かすことが出来る場合は隣地との関係で移動することもありますが今回は図面の通りでOKでした。
図面どおりに配置しなかった建物の一例は、隣地は桜並木があって桜を見るために窓の位置を桜の前に移動したことなどがあります。
建物の移動は後々多くの手間が掛かります。法律的な問題に大きく関係するためです。道路斜線制限、高度斜線制限、採光制限などなど・・・・場合によっては確認申請の再提出ということもありますので、配置計画は図面の段階で慎重に熟慮が必要です。ただ糸を張っているようですが重要な作業です。
設計者としては結構緊張しながら作業の進み具合を見ています。
(澤野)
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
最近のコメント